今回はパンやパスタに含まれているグルテンという物質が腸に穴をあけるという事を皆さんとお勉強していきたいと思います。
グルテンというのは小麦を使った製品に含まれていて、どうやら私たちの身体に悪影響を及ぼしているんじゃないかということです。
このことを調べたのはアレシオ・ファサーノ教授で、自己免疫疾患のセリアック病を研究していた方です。
このファサーノ教授はセリアック病の患者さんの血清の中からグルテンの抗体だけではなくて、腸の粘膜をくっつけているタイトジャンクションを壊す抗体があるということを発見しました。
グルテンに抗体ができると、腸に穴が開いてしまう。
腸に穴が開いてしまうと、腸の中の汚い物質が血液の中に漏れ出てきて、色々なアレルギーを示すと共に脳に直接アタックをする毒も入ってきてしまうということで、英語でリーキーガットシンドローム、リーキーガット症候群とか腸漏れ症候群などと呼ばれています。
腸は免疫の鍵です。この状態だと免疫力が下がることはご想像できるかと思います。
リーキーガットシンドロームは2週間のグルテンフリー生活をすると改善がみられることが分かっています。
体調を崩しやすい、頭がぼーっとする、集中できない、脳に霧がかかった状態などの症状がある方でパン好きやパスタ好き、ラーメン好きの人であれば一度クリニックなどでグルテン抗体を調べてもらったり、グルテンフリー生活をして調子が良くなるかどうかを見てみるといいかと思います。
かなりの日本人がこのリーキーガットの状態になっているだろうということが推測されます。
小麦粉を断つことによって仕事のパフォーマンスが上がったり、運動のパフォーマンスが上がったり、ケガの予防にも効果的です。
週に何回もラーメンを食べている人の血液がさらさらでいい状態だと思いますか?
人間食べたものを消化して、吸収して、それからできていることを考えると、ラーメン大好きさんのコンディションは決していいとは思えないです。
それと、小麦は精神を不安定にすることも分かっています。
小麦製品を食べると血糖値が急激に上昇していきまして、それを抑えるためにインスリンという物質が分泌されて血糖値が急降下します。
この急降下の時にイライラしたりします。そしてそのイライラを抑えるためにまた小麦製品を摂るという一種の中毒状態に入ります。
小麦のグルテンはたばこと同じような麻薬的な作用があるということは頭に入れておいて、うまく付き合っていきましょう。
今回は以上です。
▼三好拓己の月額オンラインレッスンはこちら↓
▼茨城県各地でピラティスやストレッチのレッスンを行っています↓
0コメント