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総死亡率増加!トランス脂肪酸の危険性


今回はトランス脂肪酸のお話をしていきます。


トランス脂肪酸とはマーガリンとかショートニングとかドーナツなどに含まれている脂肪酸で、通常は固まらないような脂肪を工業的に固まるようにしてあるものです。


このトランス脂肪酸が問題になったのは心臓病の発生率を上げることだったんですけれどもその後にはアルツハイマー病のリスクにもなるということが分かって、アメリカやヨーロッパでは発売製造禁止になっているものなんです。


なんですが、どういうことか日本ではまだそこには至っていなくて、至ってないだけではなくて、表示義務さえもないということで消費者がどのくらい入っているかも分からない状況です。


アメリカの食品医薬品局のFDAはトランス脂肪酸が心臓病の発生リスクを高めるということで、使用を禁止しようと、ヨーロッパも同じく使うのはやめようということで2018年の6月以降は使われていないものなんですよね。


日本ではまだ普通に使われているんですけども、何に使われているのかというと

マーガリン、パン、ケーキ、クッキー、ドーナツ、洋菓子、揚げ物など、みなさんよく買っているものの中に含まれているんですね。


では、どういう風に悪いのかというのを調べたメタ分析という、いくつもの論文を合わせてどのくらい死亡率に関係があるかを調べたものがあります。


まず、トランス脂肪酸ではなくて、飽和脂肪酸のお話を。


飽和脂肪酸は赤身肉などに含まれていて、あまりよくないですよって言われているんですけども、飽和脂肪酸を良く摂取している人は冠状動脈による死亡率は15%上昇するんですが、心臓病や脳卒中や糖尿病による死亡率には影響はないということが分かりました。


一方でトランス脂肪酸においてはですね、摂取量が多いと総死亡率が34%増加、冠状動脈疾患の死亡率が28%増加、冠状動脈の発症リスクが21%高くなります。


こういうことがあってアメリカやヨーロッパでは使用が禁止されたものなんですけども・・・


日本では表示義務さえない状態ということでかなり遅れている状態になっています。

日本の消費者庁はいったいなにを考えているのかが疑問なのですが・・・。


マーガリン、パン、ケーキ、クッキー、ドーナツ、洋菓子、揚げ物などに含まれていて、特にサラダ油で天ぷらを揚げるとかなりトランス脂肪酸ができるということがあって、それを使いまわすとまたトランス脂肪酸ができてしまいます。


揚げた後にすぐ食べればいいんですけども、時間を置いてしまうとさらにトランス脂肪酸を産生してしまいますので注意が必要です。


加熱調理にはオリーブオイルやココナッツオイル、バターは飽和脂肪酸ですがトランス脂肪酸みたいな悪いものではないのでソテーなんかの時はいいと思います。


総死亡率を34%も上げてしまうものに表示義務がないということなので、消費者は知らず知らず摂ってしまうことがあります。


ですので消費者自身が賢くなって、マーガリンが入っているものは買わない、とか入っていそうなものは極力買わない、使わない、食べないという選択があなたの身体を守ってくれることになります。


ちなみにコンビニやスーパーなどで販売されている菓子パンの成分表示レベルを見ると、ほとんどがマーガリンやショートニングを使っています。


参考までに。


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