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小麦と肥満症との関係について


今回は小麦と肥満症との関係について皆さんとお勉強をしていきたいと思います。


アメリカのウイリアムデイビス先生が書かれている、「小麦は食べるな」という書籍に書かれていることを紹介していきます。


この先生は循環器、心臓病の先生で外来に肥満の患者さんを多く抱えていらっしゃるんですね。

太っていくと、心臓に負担がかかることから、まず減量をしなければいけません。


そこで患者さんの食事を調べてみたところ、全粒粉のシリアルを食べている人が多かったそうです。


全粒粉って身体にいいイメージ、健康的なイメージ、太りにくいイメージがありますよね。


なんですが、肥満の人が多い。これはおかしいなということで、使われている小麦の研究を始めたんですね。


そこでアメリカの小麦というのはすごく品種改良をされていることに気がつきました。


もともと小麦は育つと160㎝くらいになるんですが

アメリカの品種改良された小麦はひざ下くらいで本来の3分の1くらいになっていて一粒が大きくなります。


これはアメリカはハリケーンが多い、日本でいうと台風が来ても倒れないようなものになれば安定した収穫量が確保できるわけです。


この品種改良は1980年にほぼ完成していて、アメリカとカナダの小麦はほぼ100%がこの小麦になっています。


実はアメリカで肥満が増えてきたのはこの後、1990年頃からと言われていて、この小麦が出回ったころからなんですね。


そしてこの小麦は日本にも輸出されていて、日本でも肥満や糖尿病が増えてきているのもこの影響が考えられています。


これはですね、小麦に含まれるグルテンというたんぱく質の量が極端に増えたことが研究で分かったんですね。


このグルテンはセリアック病といって自己免疫疾患を起こしたり、フードアレルギーを起こしたり、いろいろな病気をもたらすことが分かっていたんですが、最近ではグルテンが脳をアタックする、認知機能にアタックすることも分かっています。


その結果、とても麻薬性があるといいますか中毒性が増してきたということで、この小麦を使った製品は良く売れるということなんですね。


一方でこの小麦は糖質量が多く、食後の血糖値を上げやすくなっていることから、肥満や糖尿病もたらすことが分かっています。


普段食べている小麦はどこから来ているのか注意を払って頂いて、できたら国産の有機小麦や古代小麦といわれるもの、スペルト小麦やカムート小麦などの小麦を選んでみるといいかなと思います。



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