今回はジャンクフード中毒についてお話をしていきます。
みなさんはジャンクフード中毒って言葉を聞いたことがありますでしょうか?
ジャンクフードとはみなさんがカフェとかで食べているようなベーコン、ソーセージ、チーズケーキ、パウンドケーキ、チョコレートなどです。
これらのものに中毒性があるという研究結果を皆さんとお勉強していきたいと思います。
この研究をしたのはアメリカフロリダ州のスクリプス研究所というところです。
通常動物実験を行う際は、食物繊維ばかりが入ったエサを与えるのですが、今回は普通の私たちが口にするようなジャンクフードを練りこんだものをねずみのエサにして、ねずみがどういう反応をするのかというものを調べたものです。
そうしたら、ジャンクフードと普通のエサを置いておくとねずみは普通のエサには見向きもしなくなって、ジャンクフードばかり食べるようになったんです。
それから3つのグループに分けて反応をみました。
●ジャンクフードだけを与えるグループ
●1日に1,2回ジャンクフードを与えるグループ
●普通のエサだけを与えるグループ
そうすると肥満になったのは、ジャンクフードをだけを与えるグループだったそうです。
ジャンクフードには中毒性があって、ずっと食べ続けて肥満になったと考えられます。
その状態から意地悪をしたわけではないんですが、一旦ジャンクフードを隠してみたところ、ねずみは何も食べなくなってしまうハンガーストライキ状態になってしまいました。
それも14日経ってもその影響が残ってしまうことも分かったんです。
この状態は脳に重大な障害が起こっていると考えてねずみの脳を調べたんですね。
そうしましたら、ドーパミンのD2受容体が減っていることが分かったんです。
この受容体は報酬系といって、アイスとか甘いものを食べると幸せな気分をつくってくれるのはこの受容体なんですね。
ということはこの受容体の数が減ってしまったということは、美味しいものを食べた時に、美味しく感じなくなるだけではなくて、満足度がなくなってしまうので、前より多くのものを食べないといけない状態になってしまいました。
まさしくこのジャンクフードに中毒性が発生しているということです。
そして、さらに実験は続いてですね
ねずみがジャンクフードを食べたときに床にビリっと電気ショックが流れるようにした実験を行いまして、それでもねずみはジャンクフードに突進していくかをみたところ
ジャンクフード中毒になっているねずみは電気ショックにめげることなくジャンクフードに飛びついていくことが分かりました。
私たちが普段食べているジャンクフードには脳の機能を変化させて中毒性をもたらしてしまうと。
その結果肥満になったり、健康的な食事が食べられなくなってしまい、様々な病気のリスクが上がってしまうわけです。
ジャンクフードは栄養素が悪いということだけではなくて、それより中毒性が問題だよと、止められなくなってしまいどんどん食べていくと、もちろんこういったものはカロリーが高いものが多いので注意が必要だなと感じます。
こういった中毒の改善には、それを断っていくいくことが重要になっていきます。
健康を維持していくためには少しずつこういったジャンクフードは遠ざけていくことを始めてみませんかというお話でした。
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