今回は冷え性についてお話しをします。
冷性とは
冷え性とは血液の流れが悪い状態のことをいいます。
こんなお悩みはありませんか?
- 寒いわけでもないのに手足が冷たい
- 布団に入っても手足が冷たくて眠れない
- お風呂に入ってもすぐ手足が冷えてしまう
- 家で靴下を履かないと過ごせない
- 便秘や下痢になりやすい
- 汗をかかない
- 体温が36度5分以下
これらの症状について言えることは血液の流れが悪くて、体温が低いということです。
手足が冷たいけれど、中心部が温かいから冷え性ではないです。っていう人もいます。
人間はうまくできていて、中心部が冷えを感じると熱を中心に集めようとします。
末端の血管を収縮させて熱を中心に集めるんですね。
なので、手足の末端が冷えてきます。
体温が1度下がると・・・
体温が1度下がると、基礎代謝が12%落ちるといわれていて、太りやすい状態になります。
そして免疫力が30~40%落ちるといわれていて、病気になりやすくなります。
細胞の働きが低下することで老ける原因にも・・・。
日本人の体温は下がっている・・・
日本人の体温は下がっていると言われています。
1950年代には36度8分あったといわれていて、2008年には36度1分まで下がっているんですね。
体温計の進化もあるかもしれませんが、60年間で生活習慣がかわったことが考えられます。
運動習慣や食生活の変化ですね。運動習慣が減り、ファストフードなどの高脂肪食の増加。
できるだけこのあたりを見直して、体温を上げていきたいですね。
人の身体の原理原則
人の身体は食べたものを吸収してできています。
食べること、それを吸収すること、そしてそれを使っていくこと、この消化・吸収・代謝のバランスが大切です。
特に体温を上げる為には、代謝が重要な要素となります。
体温を上げる役割の【代謝】は3つの代謝があります。
- 基礎代謝
- 活動性熱産生代謝
- 食事誘導性熱産生代謝
1つ目は基礎代謝です。寝ていても消費されるエネルギーです。
この内訳ですが、多いところでいうと大体筋肉が20%、肝臓が20%、脳が20%と多いところはこの3つです。
その中で、量を増やすも減らすもできる部分が筋肉になります。
なので基礎代謝を上げるには筋肉をつけましょうって言われるんですね。
2つ目は活動熱産生代謝です。
この代謝は運動によって熱を生み出すというものです。
運動不足だとこれが減っていきます。
なので体温を上げるためには運動が必要になります。
運動によって筋肉も増えるので基礎代謝量も増えていきます。
運動は必須ということですね。
3つ目は食事誘導性熱産生代謝です。
食べることで熱を生み出す力が私たちにはあります。
食後に身体がぽかぽかするあれです。
食べた栄養によってもその効果が変わるといわれていて、たんぱく質はこの効果が高いんです。
たんぱく質はからだを動かす筋肉の材料になるものですね。
運動をし、筋肉をつけて、栄養となるたんぱく質を意識した食事を摂ることが冷え性改善にとって大切なことになります。
土台となるものは栄養。
人は食べたものでできている。
冷え性改善にはまず、食事の見直しが必要になります。
冷え性の方は他にも貧血や腸内環境が悪化しているケースも少なくないので、鉄分やビタミンも積極的に摂ることをおすすめします。
冷え性の原因
冷え性の原因はこれらの要因が考えられます。
運動不足
―全身の血液循環不良
筋力不足
―運動による熱産生が低い
血管弾力性の低下
―血液循環の低下・低血圧
喫煙
骨盤のゆがみ
―下肢の筋肉をうまく使えていない状態
体脂肪量が多い
―脂肪の性質により温まりにくい
―脂肪の多いところは冷えやすい
ストレス
―交感神経により末梢の血液を収縮
自律神経
―体温調節機能の低下
―自発的に身体を動かしていくことがいい
便秘
―腸の運動低下による腸温の低下
―血流の改善と熱を上げる取り組みが必要
冷え性のタイプ
冷え性にもタイプがあります。
末端冷え性タイプ
ー血液が細く、ドロドロ
栄養不足タイプ
ー鉄分・たんぱく質不足
ー貧血や疲れやすい
お腹が冷えやすいタイプ
ー腸内環境が悪い・ストレス性
ー体調を崩しやすい・風邪ひきやすい
下半身が冷えやすいタイプ
ー骨盤まわりの歪み・下半身太り
ー下半身の筋肉不足や血流不足
自律神経の乱れタイプ
ーホルモンバランスの乱れ・環境の悪さ
ーイライラ・肩こりや腰痛の痛みあり
冷え性改善には
たんぱく質を多めにとる食生活
ー体重当たり1gだといわれているけれど、それだと現状維持
ーもっとよくするためには1.5g以上はとりたい
運動習慣をつける
血流の流れをよくするために姿勢をよくする
生活環境を整える
ー入浴の習慣や睡眠時間の確保
ー副交感神経を優位にしてねる
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