今回は大豆油と肥満の関係についてお話をしていきます。
大豆油は文字の通り大豆から作られているので、なんかからだによさそうなイメージを持たれるかたもいらっしゃるかと思いますが、からだにとっては結構悪く働いてしまうので注意したほうがいいよなと思います。
厚生労働省の2019年の調査によると、日本人の肥満率は男性が33%で女性が22.3%でした。肥満というのはBMIが25以上になります。
BMIというのは身長からみての肥満度で、同じ身長の人をばーっと集めた時にあなたはどれ位太っているのか痩せているのかという指標になります。
1番健康的と言われているのが22です。
BMI22の時の体重を知りたいときは、22×自分の身長をmで2回かけます。
僕の場合身長が183cmなので、22×1.83×1.83で73.6kgが標準ですね。という感じです。
今のBMIを知りたいときは体重÷身長÷身長で出せます。
話を戻します。日本人の肥満率ですね。
女性はここ10年肥満率にそこまで変化はないですが、男性はここ5年で増え続けています。
肥満の発症要因は様々で、遺伝やライフスタイル、環境要因、腸内細菌などありますが、食事に関しては脂っこいものや高炭水化物食が肥満の要因と考えられています。
油に関しては、飽和脂肪酸というものがあって主に動物性の油に豊富なものが1960年代に心臓病の危険因子というレッテルが貼られて以来敬遠されて、油の消費は植物性の方がいいよねということで不飽和脂肪酸にシフトしていきました。
特に大豆油の消費量が増えていて、大豆油単品ではあまりみかけませんよね。
よくみるものでいえば、加工食品やマーガリン、サラダドレッシング、スナック菓子、ファストフードなどによく使われる油として一般化されました。
ラベルに植物油脂とかかれていたら、大豆油が混ぜて使われている可能性が高いです。
アメリカのカリフォルニア大学の研究チームがネズミの実験で大豆油を食べさせると、飽和脂肪酸であるココナッツオイルを食べさせたネズミに比べて、体重が25%も増加したと報告をしています。
一方、炭水化物である果糖(果物の糖)を食べたネズミの体重増加はココナッツオイルに比べて12%の増加にとどまることも発見しました。
皮肉にも、健康的と考えられてきた不飽和脂肪酸の代表ともいえる大豆油が体重増加、生活習慣病の引き金になっている可能性が示唆されました。
サラダ油にも大豆油が含まれていますので、調理の際にはオリーブオイルやココナッツオイルなどに置き換えることで糖尿病や肥満の発症危険度を下げることが可能かもしれませんね。
他に甘いものを食べ過ぎてたらいけないとか、運動不足とかあったらいけませんが、可能性の一つとしてお考えください。
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