今回は夏の消化についてお話をしていきます。
夏は消化力が落ちる時期と言われていますので、気を付けてもらいたいなと思います。
あなたは消化を意識した食生活を送っていますでしょうか?
食べたものがからだの栄養になるためには、消化という工程がないといけません。消化ができなかったものっていうのはからだの中でゴミに変わってしまいます。
食べて満足したらダメ!消化のことも考えて普段の食事をしてもらえたらなと思います。
消化ってどんなこと?
食事で糖質やたんぱく質や脂質といった3大栄養素を摂りますよね。
これを吸収して栄養にするために、そのまんまの形だと血液にいかないですよね。
お米食べてそのまんまの形で血液に流れてきたら怖くないですか?なんかこの辺ぽこぽこしてる!みたいな感じで。
なので形を小さくして吸収しやすくするのが消化という働きになります。
栄養として吸収するのが腸です。
腸はテニスラケットをイメージしてください。
食べたものはもとの分子の大きさがテニスボールとかボーリングの玉くらいの大きさなんですけど、その大きさだとぱこーんと弾かれますよね。
吸収するためにはもっと小さくしないと網目を抜けてくれないので、ビー玉くらいの大きさにしていきましょうね。みたいな感じが消化です。
その消化ですが物理的消化と化学的消化と細菌学的消化の3つに分かれています。
物理的消化って?
まず、物理的に形を小さくする工程。
これは歯と胃で行っています。
歯で噛んで小さくして、胃でおかゆみたいにどろどろにする。
この物理的消化ができないと、その後の科学的消化でやることが増えてしまうので負担になってしまいます。
なので、まずはよく噛む!これが大切だし、歯を大切にするってとても重要なんですね。
8020運動って80歳までに20本歯を残すことが健康寿命を延ばすことに大切ですよーって言われていますよね。
歯の価値はそれほど高いものなので、歯磨きとフロス、定期的に歯医者に行ってクリーニングをしてもらいましょう。
それと胃の働きも重要です。
噛んで小さくなってきたものを胃酸によって溶かすんですが、よく胃薬使う人いるじゃないですか。
あれ良くないと思うんですね。
胃酸ってめちゃくちゃ酸性なのが普通なんですが、食生活の乱れやストレスなどで胃が弱っていると胃酸に負けちゃうんですね。
なので胃薬で胃酸を弱める、胃酸を出ないようにする行為が胃薬です。消化力が劇的に落ちてしまって、そのあとの腸の負担が大きくなってしまいます。
胃を強くするために、短鎖脂肪酸が重要になってくるので発酵食品や食物繊維を多めに摂っていきましょう。
化学的消化って?
物理的消化が終わったら化学的消化の番です。主に小腸で行われています。
この時重要になってくるのが、酵素になります。
酵素の働きで消化を行い、栄養として吸収していくわけです。
それで、酵素の働きで覚えておいてもらいていのが体温が1℃下がると酵素の働きが50%下がると言われています。
なので、冷え性とかはその働きが落ちてしまっているので絶対改善した方がいいです。
あと腸をはじめ、内臓の温度って37℃と言われていて、その状態でちゃんと働くことができます。
夏に注意なのが冷たい食べ物や飲み物です。
よくキンキンに冷えたビールなんかくーっと飲んでいませんか?アイスとかよく食べていませんか?
あれをすると、内臓の温度が下がってしまいますので消化力ががぐっと落ちてしまいます。
消化できないものは腸の中でゴミになってしまうので注意しましょうね。
細菌学的消化って?
最後の細菌学的消化というのは大腸で行われていて、これは腸内細菌が独自の酵素を使って行ってくれています。
ここまできて人間が消化しきれなかったものを菌が消化してくれているって菌すごくないですか?
菌に感謝して、菌が元気に働いてくれるように菌にも栄養を与えてあげないといけないですよね。これが発酵食品だったり、食物繊維だったりするわけです。
まとめ
今日は消化についてお話をしました。
簡単にまとめます。
- 歯を大切にする
- 胃薬は極力使わなくてもいいようにする
- からだを冷やさないように食べるもの、飲むものに気を付ける
- 発酵食品や食物繊維を積極的に摂る
という感じで今回は以上です。
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